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身に覚えのない支払督促(サイト情報料の請求)

 

−福岡市在住 会社員 男性45歳−

 

<相談内容>

「利用したサイトの利用料金をお支払いください。こちらには通信記録が残っています。支払う意思がないなら裁判を起こすことになりますが、それでいいですか?」という電話が突然自宅にかかってきました。「支払う意思がない」旨回答すると、「それではハガキを送ります」と相手は言い、数日後、本当に催告のハガキが送られてきました。

世間体もあるので「この金額で済むのなら」と思い、請求された6,000円を支払ったら、突然、福岡簡易裁判所から「サイト利用料78,000円」を払え、という「支払督促」が送達されてきました。身に覚えがないので払いたくない。どうしたらいいか。

 

<アドバイス>

当該支払督促に添付されている注意書の内容にしたがって、「督促異議の申立て」を行うように助言しました。

その後、福岡簡易裁判所へ出頭すること、A答弁書を11月1日までに提出すること、の二点が記載された「口頭弁論期日呼出及び答弁書催告状」が送付されてきましたので、答弁書を提出するよう助言しました。

答弁書提出後、裁判所から当日の口頭弁論は中止するとの連絡があり、この相談は事実上の決着をみました。

 

最近、出会い系サイトなどで「身に覚えがない」にもかかわらずお金を請求されたり、仮に「身に覚えがあって」も種々の名目をつけて法外なお金を請求されるケースが増えています。消費者にとってその行き着く最悪のケースが、今回の簡易裁判所を利用した「支払督促」による情報料の請求です。 「支払督促」というのは、債権者(事業者・申立人のこと)の提出した申立書だけで審査し、債務者(消費者サイド)の言い分は聴かないでなされます。窓口は簡易裁判所です。申立手続きは簡単なのですが、消費者が安易に考えて手続きを怠ると、最終的な効果は判決と同じですから支払う義務のないお金を国家により合法的に支払わされることになります。